Pixel 4のeSIMで「Google Fi」を試してみた

Pixel 4のeSIMで「Google Fi」を試してみた

Clock Icon2019.11.25

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

AWSチームのすずきです。

Googleが提供するネットワークサービスのGoogle Fi

re:Invent期間中、現地でのインターネットアクセス手段となる事を確認するため、Pixel 4のeSIMで試す機会がありましたので、紹介させていただきます。

環境

端末

日本のGoogleストアで購入した、SIMロックフリー版の Pixel 4 (G020N) を利用しました。

VPN

渡米前に 現地(北米)登録の Google アカウントを発行するため、VPNとして、SoftEther VPNServer を「us-west-2」リージョン に設置しました。

AWSにSoftEther VPNServerで簡単にVPN接続しよう

EC2にAmazon保有の「34.192.0.0/10」より払い出されたEIPを割り当て、利用しました。

Googleアカウント

すべてのトラフィックをVPNサーバを経由する設定とした端末を利用して、 アメリカ登録の個人用、支払いプロフィール 国 / 地域 をアメリカ合衆国(US) とした、Google アカウントを新規に作成しました。

Google アカウントに登録する電話番号は国内キャリアのSMSで登録しました。

Googleアカウントのお支払いと定期購入 より、クレジットカードと住所を登録しました。

クレジットカードは三井住友カード(MasterCard)、Kyash(VISA) の登録を行いましたが、共に登録可能でした。

住所は滞在先となるホテルの住所としました。

Google Payの 支払いプロファイルの「国/地域」がアメリカ合衆国(US) となっている事を確認します。

Google Play で「Google Fi」が表示される事を確認します。

Google Fi設定

アプリインストール

Pixel4 に 米国登録のGoogleアカウントを追加、Google Play ストアで利用する指定としました。

「Google Fi」アプリを検索し、インストールを実施しました。

サインアップ

米国登録のGoogle アカウントを利用して、Google Fi のサインアップを行いました。

プラン選択

月額 $20 と、データ通信は 1GBあたり$10、月間 7〜15GB 利用で $80となる 「Flexible」プランを選択しました。

支払い方法

Google Pay に登録したクレジットカード より、Google Fiの精算に利用するカードを指定します。

Kyash の リアルカード (VISA) で登録できました。

住所、電話番号

住所は滞在中のホテル、電話番号はラスベガスの市外局番(702)で新規発行としました。

ネットワーク診断

現地で有効にするため、一旦オフで設定しました。

アクティベート

案内に従い、数分待機します。

電話番号登録

新しい電話番号の発行を指定しました。

アクティベート

アクティベート により、Google Fiの eSIM が有効な状態となります。

モバイルネットワーク

eSIM情報

動作確認

データ通信

LTE接続の Google Fi、北米にローミングされて、 のデータ通信、北米にローミングされていました。

国内通信も実用的な速度が出ている事が確認できました。

SMS

Google Fi、国際SMSは追加費用なく受信可能です。

Google Fiで発行された 電話番号、モバイルアプリのSMS認証に利用できました。

音声通話

Google Fi、米国外での電話着信は 20セント/分 の着信料金で利用する事が可能です。

自宅の固定回線(NTT東日本:ひかり電話)から「010-1-702-xxx-xxxx」の発信で、Google Fi で着信できる事を確認できました。

休止、解約

Google Fi回線の、休止、解約は モバイルアプリ、Webのアカウントページから 可能です。

休止は最大90日間、基本料金が発生する事なく電話番号を維持可能です。

まとめ

Google Fi、日本で購入した Pixel4 のeSIMで利用する事が可能でした。

月額 1000円台で購入できるプリペイドSIM などと比較すると、 Google Fiの月額$20の固定費と1GBあたり$10のデータ通信料金は割高ですが、 契約期間、高額なローミング料金などを意識する事なく、世界各地で利用できるインターネットアクセス手段や、 電話、SMS番号が持てる利点は大きいと思われます。

Google Fi を eSIMで利用できる端末は限られますが、 SIMフリーの iPhone、Pixel、SAMSONG、HUAWEIなどの対応端末であれば、SIMカード を入手できれば Google Fi が利用可能です。

compatibility

Google Fi のSIMカード、$10のサービスクレジットが付属したパッケージが、 空港の売店、Best Buy、Target stores などで$10で販売されている模様です。現地で機会があればぜひお試し下さい。

参考リンク

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.